「小売業界」はブラック、給料が安いイメージ。就職して後悔しないか不安になっている人は多いですよね。
この記事を読むことでそういった小売業界を考えている方。もしくは働き始めていて違和感を覚えている方不安と迷いが払拭されます。
小売に身を置いている僕が実際に仕事をしてきた経験・感想をお伝えします。
先に結論を書いちゃうと
これがこの記事のテーマでありもっとも伝えたいことです。
ではその理由について深掘りしていきます。
小売に身を置いている僕自身の生々しい記事です。ご査収願います!!
業界として儲かってないので給料が上がらない
就職する前提として頑張ったら給料に反映してほしいのがモチベーションの根っこにありますよね。
ですが、
小売業界は儲かってないです。(例外もありますが)
儲かりにくい構造になっています。なので
・人件費が安い。
・時給が安い人でもできる仕事。
なんです。
こちらのサイトに載っていますが
収益性は126業界中104位!!
平均年収は126業界中114位‼️
僕は小売業界をディスってないですよ。ただ事実を書いているだけです。
なのでお金持ち・年収を上げていきたいになら別の業界にいくべきです。間違いないです。
同じ努力するなら波にのっている業界にシフトチェンジしてバリバリ働いたほうが5年10年たったといき収入面では大きく変わってきます。
小売でやる仕事ははほぼ誰でもできる。それを目指している。
小売の仕事って誰にでもできる仕事なんですね。代わりがいくらでもきく。
例えば小売の代表の仕事として
・商品の補充
・商品の入れ替え
などがありますが、これって別に誰でもできますよね。
リアルにセルフレジが導入されてるのがその典型です。
商品の補充もロボットがやる時代が来るとおもいます。
そもそも小売って「チェーンストア」化を目指しますよね。
有名なお店っていろんなとこにお店あるじゃないですか。
結局のところ小売チェーン店は突き詰めると
・簡単に
・作業ができる
ことをさせて利益を取ろうとします。
新しいことをはじめても上の3つのような仕事にしちゃう。
なのでやりがいがあるのかって話になると自分で見出さないと難しいですね。
新卒で入ると当然ですが社員になります。
いろんな仕事があるとおもいますが大抵は現場配属です。
誰でもできる仕事をそういう人たちに与えて管理していくってことです。
「たかが時給〇〇えんでしょ!私たちは」
って気持ちで働く人たちを管理していくので精神的に大変です。
やるなら小売でも専門性の高い分野をやってスキルを習得
小売で働くなら専門性が高いスキルがおすすめです。
スキル習得→情報発信で稼ぐ
この構図が将来的に狙えるからです。具体的には、管理者に回るのもいいですが、現場でスキルを磨くのです。
・服のコーディネーター
・インテリアアドバイザー
・家電アドバイザー
・花のアレンジメント
・アロマオイルコーディネーター
そういった専門性の高い分野を極めるぐらい特化して働いたほうがいいです。
家電アドバイザーなら家電レビューのyoutubeやブログを書いて収益をあげれますし。
アロマオイルコーディネーターとかを極めてしまえば個人でそういうお店を
独立してだしちゃうって戦略もあります。
このようにただ働いているだけではなく自分の仕事をスキル化しちゃったほうがいいですね。
小売はただ働いていると管理者にさせられます。
自分でスキル化を試みて自分にしかできない価値を生みだせるようになってくると強いです。
小売業界で年収を上げる方法
小売業界は儲からない・年収が上がらないと書きましたが一方で年収800万とか1000万もらえている人もいます。
小売業界で年収を上げるには管理者になって、より多くの責任と権限を得て上に上がっていくと年収も上がります。
・店舗責任者
・エリア責任者
・事業責任者
・経営者
といったように、小売業界で年収を上げるには「管理」能力を向上させると年収も上がります。
などといった個人スキルはあまり自分の給料には帰ってきません。
それよりも
簡単に(特別なスキルもいらず)
売れる(勝手に)
そんな仕組みを自分のお店で作って売り上げを取った人のほうが評価されます。
そういったことを繰り返していると
「もっと大きなこと任せてみよう」
とお声が自然とかかります。
ただ実際、これめちゃくちゃシンドイ
ムリゲーかもしれません。
なぜなら
・人不足
・無駄な仕事が多い
このことにより
本来管理しなくちゃいけない社員が現場に出てプレイしないといけない状況があります。
そうなってくると、どうなるかというとみなさんの思っている通りブラック化します。
補足すると、
小売がブラックっていうイメージは然るべきなこと
「小売」っていうぐらいなので安く売るんです。
安く売って少しの儲けをたくさん積み重ねて成り立たせる。
そういう原理なので当然人にやさしくなるはずがないんです。
合理的に考えれば人は使い捨てです。
変わりはいくらでも補充させられる。
そんな作業を安い人件費でまかない、お客さんは「安さ」を手に入れられているんですね。
お客さんと経営者はいいですが、利益を生み出す歯車になる身としては消耗する一方ですね。
これが現実です。
これで世の中成り立っているんですね。
休みも本当はあるけど数字を作るために出勤しいつでもお店にいるような生活が続きます。
帰れない、終わらない、仕事辞める
って人も多いです。
しかし、そういったブラックな働き方を突き詰めていくと数値が異常値なくらい売上や、生産性を向上させることができるもで上に行きやすいです。
数字を取るために朝から晩まで働きたい?
小売はとにかく「数字」で評価されます。
・粗利益率(こんだけ売り上げとってね!ってのに対してどれだけ利益がでたか。)
・人時生産性(チーム1人あたりどれだけ利益を稼げたか)
ので評価されることが多いです。
なので現場のスタッフさんが「人が足りない」とか文句言っても
そんなエグい状況のなかでガンガン売上を取っていれば(値下げとかをせずに)出世のための評価はガッツリ取れます。(部下から文句はめちゃくちゃ言われますし、恨まれるでしょう。)
人がいない分マンパワーでカバーしてしまうわけです。
こんな働き方だと普通じゃないので数字が突き抜けます。
突き抜けちゃうとさらに大きな権限と給料をもらえます。
より大きな予算を管理できたり、複数の店舗を管理したりどんどん幅が増えてきます。
これから小売業界を目指す人は
大きな志を持って馬車馬のように働きプライベートも犠牲にしていけば年収は早めに上がります。体を壊さないように気をつけて。
これを読んで「なんか違うわ!」と思った人は転職・または違う業界にいくのも全然有りです!